2007年1月号記事
アジアの最貧国ネパール「貧困」の克服 第1回
いま世界では、貧困が原因で3秒に1人、子供が死んでいる。経済発展が著しい中国、インドなどBRICs(ブリックス)の台頭に注目が集まるが、いまだ世界の12億人が1日1ドル以下の生活を余儀なくされている。多くの貧困層を抱える南西アジアで、最も所得水準が低い国が「ネパール」である。今年は、日本・ネパール国交樹立50周年。発展途上国の中でも特に開発がおくれている「後発開発途上国」と呼ばれる同国の現状をレポートし、貧困克服のために何が大切かを探る。