2012年はマヤの予言で「世界の終わり」という終末論があちこちで出てくるだろうが、危機の時代は同時に希望の時代の始まりでもある。

海外はさておき、日本国内を見ると、政治の混迷はさらに拍車がかかり、経済もユーロやアメリカ経済の混乱を受けて難しい局面が続くだろう。こういう危機の時代には、百家争鳴で何が正しいのかを見抜くのは非常に難しい。

しかし、いつの時代にも「北極星」はある。それを見つけて指針とするのは各人の力だ。「北極星」となるのは、けっしてマスコミや知識人と言われる人々ではない。その時代の状況によって表面的な変化はあるが、その本質は不変であり時代を超えて生き続ける。それが「仏法真理」というものだ。

幸福の科学が発足してすでに25年、大川隆法総裁は1600回以上の講演、800冊以上の書物を著し、世界90カ国以上に教えは広がっている。24年前の1987年、大川総裁はこのように語っている。

「幸福の科学の運動は、第一段階としては宗教改革の十年となる」

「第二段階として十年後から二十年後、日本を改革する運動として、政治、経済、教育、芸術、文学、企業制度など根本からすべてを変えていく」

「第三段階は二十年後から三十年後、ユートピア運動としてのうねりが日本から世界へと広がっていく」(「愛の原理」より)。

その予言通り、幸福の科学によってすでに第二段階の政治改革、教育改革は始まり、第三段階の世界への広がりも急ピッチで進んでいる。日本国内は宗教への偏見の壁がいまだにあるが、海外では幸福の科学は砂地に水がしみるように浸透している。

人口100億人に向かっている現代世界において、多種多様な価値観を統合し人類共通の生き方や考え方を示せる「世界教師」が出てこなければ、世界は再び戦乱の中に投じられることは明らかだ。それを世界中の人々が気づき始めている。

日本はその「発祥の地」として、「宗教が尊敬される国」にならなければ、世界から軽蔑されるだけだ。今年2012年はその「ファイナル・ジャッジメント」(最後の審判)の幕開けの年となるだろう。(仁)

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