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猛烈な暑さが続く地中海一帯で、大規模な山火事が相次いでいます。

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ギリシャは過去数十年で最悪の熱波に見舞われ、600件にも上る山火事が起きています。エーゲ海の島々で被害が拡大。2000人以上の住民が島からの避難を余儀なくされ、ギリシャ政府は消火活動に追われています。

キリアコス・ミツォタキス首相は9日、山火事を「未曾有の規模の自然災害」と位置づけ、「ここ数日間は、わが国にとってこの数十年で特に困難な状況にあった」と発言。山火事に対する対応に不備があったとすれば謝罪するとしました。

さらに同じく地中海に面する北アフリカ・アルジェリアでも森林火災が広がっています。10日付のロイター通信によると、救援活動に参加していた兵士と民間人42人が亡くなりました。現地を視察したべジュード内相は、「30カ所で同時に火災が起こった。これは偶然ではない」と話しています。

加えて、トルコでも山火事が多発しており、同国史上最悪規模と見られています。7日のトルコの農林水産相の発表によると、217件の山火事は消火された一方、6件はまだ消し止められていません。

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