お遍路を再開した菅直人・前首相が、ビールや日本酒を飲んで二日酔いになっていた。12日付毎日新聞夕刊が報じている。

菅氏は、今月3日に四国霊場八十八カ所を巡る6度目のお遍路を再開。今回のお遍路の最後の夜となった8日、宿泊した香川県内の民宿で、同行取材中の記者が、晩酌のビールを飲んでいた菅氏から、「一杯、どうだい」と声をかけられ、一般のお遍路さんを交えた約3時間に及ぶ「懇談会」が行われた。

その際、菅氏は「今は不悪口(他人を誹謗中傷しないこと)だから、こんなことは言っちゃいけないんだけど」と言いながらも、原発のストレステストを「思いつき」と批判したメディアへの不満をもらしたり、ビールから日本酒に切り替えて、経済産業省の官僚を「なめてる」と表現した。

お遍路で守らなければいけない「十善戒」は、不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不綺語、不悪口、不両舌、不慳貪、不瞋恚、不邪見。ちなみに、不瞋恚(ふしんに)とは、どんな時も、どんな事にも怒ってはならないという教えで、不邪見(ふじゃけん)は、正しい考えを持ち、不正な考えを起こしてはいけないという教えだが、菅氏は不悪口を含めて少なくとも3つの戒を破ったと言える。

さらに驚くことに、「懇談会」の翌9日の朝、菅氏は二日酔いで予定を1時間遅らせて民宿を出発し、今回の遍路旅の区切りである本山寺(香川県)に到着したという。

細かいことに目くじらを立てたくはないが、菅氏のお遍路に対する姿勢がこの程度のものであったということがよく分かる。やはり、宗教を利用したパフォーマンスに過ぎなかったのだ。

菅氏の四国巡礼に関しては、大川隆法著『空海が民主党政権を見たら何というか 菅さんに四国巡礼を禁ずる法』で、大川隆法・幸福の科学総裁に招霊された空海が、「要するに、『私、空海は四国巡礼を禁じる。それを破った場合には、何かの天罰が落ちても知りませんよ』ということです」と語っている。

もし菅氏がまだこの書籍を読んでいないのであれば、今すぐに書店でこの本を買い求め、猛省しなければならない。(格)

【参考記事】

2011年10月3日本欄

空海の霊言「菅氏が四国巡礼したら天罰が落ちる」 菅前首相、お遍路を再開

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=2994

【参考書籍】

『もし空海が民主党政権を見たら何というか 菅さんに四国巡礼を禁ずる法』

幸福の科学出版ホームページ

http://www.irhpress.co.jp/detail/html/H7012.html