30日午前7時25分ごろ、沖縄県石垣市に属する尖閣諸島の魚釣島北北西約28キロの日本の接続水域で、中国の漁業監視船が航行しているのを、海上保安庁の巡視船が確認した。

同庁の巡視船と航空機が無線で警告を発したところ、中国船は領海内には入らず、約1時間後に接続水域から出ていった。昨年9月の尖閣事件以来、中国の漁船監視船が尖閣諸島の接続水域内で確認されたのは11回目で、震災発生後では2回目となる。

こうした中国の横暴な姿勢に対して、尖閣諸島を有する石垣市では、今、大きな変化が起きている。

これまで、石垣島に自衛隊や米軍の船が入港する際には、左翼団体の人々が港に集まり、「自衛隊は出て行け!」などと声を張り上げるのが通例だった。だが今月25日、石垣港に、海上自衛隊沖縄基地第46掃海隊所属の掃海艇「あおしま」が入港した際には、7月6日付の本欄でも紹介した5日と同じように、保守派の人々が「石垣島に自衛隊は必要だ」などと歓迎の意を示し、歓迎派と反対派が入り乱れて互いの主張を表明した。 25日のその様子を読者が投稿してくれた。

【読者投稿無料動画】海上自衛隊の石垣島入港に歓迎と抗議

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=2523

投稿者である石垣市在住の上地玄成さんは、「マスコミは、すべての沖縄県民が『反自衛隊、反米軍』と考えているような報道を繰り返すが、沖縄にも『自衛隊や米軍は必要だ』と考えている人々がたくさんいることを知ってほしい。中国が海軍を増強して沖縄や台湾を侵略しようとしている以上、日本は自衛隊や米軍という防衛力で積極的に守らなければいけない」と話している。(格)

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