© 2026『ないものねだりの君に光の花束を』製作委員会
2026年12月号記事
Movie
編集部がオススメする「今こそ観たい」映像作品。
「ないものねだりの君に光の花束を」
2026年11月20日(金)より全国公開


© 2026『ないものねだりの君に光の花束を』製作委員会
《特別》な彼がねだったものは、私の《普通》でした
- 【スタッフ】
- 監督:安藤尋
- 【原作】
- 汐見夏衛『ないものねだりの君に光の花束を』(角川文庫/KADOKAWA刊)
- 【キャスト】
- 出演:原菜乃華、作間龍斗(ACEes)、向井怜衣、吉沢悠、戸田菜穂、眞島秀和 ほか
- 【配給等】
- 配給:ショウゲート
- 【公開日】
- 2026年11月20日(金)より全国公開
【レビュー】
「彼のために、私は一緒に街を出た」──。行先も知らないバスに乗る高校生・染矢影子。そばには、寄る辺ない姿で冬枯れの景色を見つめる同級生・鈴木真昼が座っている。
すべてにおいて「普通」である自分は"永遠の脇役"。そう思って生きてきた影子にとり、彼は最も憂鬱な人間であった。芸能人の彼は性格も成績も完璧で、人気グループ「CHROME」のセンターに立つ"永遠の主人公"、誰からも愛される「特別」な存在だったからだ。
しかし、一緒に図書委員となったことが転機となり、誰よりも輝く彼を支えてきたもの、そして、内に抱える壮絶な過去と拭い去れない痛みを知っていく。やがてその過去が明るみになり、SNS上にあふれ返る言葉の猛威に追い詰められていく真昼。影子は彼を、ここではないどこかへと連れ出した……。
原作は、高校の国語教師の経験をもとに執筆活動を続け、10代を中心に絶大な人気を誇る汐見夏衛の同名小説。恋でも友情でもない二人の"尊い関係性"を通して、誰もが経験する「影と光」「特別と普通」「他人から見える自分と現実の苦悩」の対比が描かれていく。
逃避行へ誘った言葉が、まだ見ぬ夢の大地の羅針盤へと変わるラスト──。既に与えられているものの尊い価値を見つける普遍的な物語が、あなたの心に光の花束を届ける。




© 2026『ないものねだりの君に光の花束を』製作委員会
ザ・リバティWeb シネマレビュー
「ないものねだりの君に光の花束を」
(星4つ。満点は5つ)






















