2026年7月号記事
地域シリーズ 四国
御生誕70周年
あなたが生まれて、世界は美しくなりましたか
一人ひとりの意志、行動、努力の積み重ねが、この世界を美しくする。
四国が生んだ偉人の一人に、弘法大師・空海(774~835年)がいる。
讃岐(香川県)の豪族・佐伯家に生まれた空海は、幼少のころから秀才の誉れ高く、15歳で京に上り、18歳で当時の官吏養成の最高機関であった大学に入学。中国の故事にある、「家が貧しくて油が買えないために雪や蛍の光で勉強した人」すら怠けていると思えるほど、努力して勉強した。
しかし、大学の教育方針は家の名を挙げ、位を高くし、富を目指す傾向が強かった。「真実の道」を求める求道心を抑えきれない空海は、出世コースを捨て、インドで悟りを開いた仏陀にならい、懐かしい四国の山河をめぐり、熱心に仏道修行を行った。
ある時、一人の僧侶から「虚空蔵求聞持法」という修法(一種の超能力体得のための秘法)を教えられた。虚空蔵の真言を百万遍唱えれば記憶力が上がり、仏教の一切の経文を暗記できるようになるといい、阿波(徳島県)の大滝岳や、土佐(高知県)の室戸岬、伊予(愛媛県)の石鎚山などで苦修練行した。
その修行が結実したのが、太平洋の怒涛逆巻く室戸岬の洞窟の中だった。瞑想中、体がみるみる大きくなり、空に輝く明星が口に飛び込むという「宇宙即我」の神秘体験をした(*)。20歳のことだった。
24歳のころ、自身の心に去来した苦悩と決断について、過去を振り返る戯曲の形で、著作『三教指帰』に著した。
佐伯家の後継者としての期待を裏切って大学を中退し、朝廷に対する不忠者とまで言われた。しかし、空海は「大学を中退して仏道を歩むことは、大忠大孝の道であり、決して人の道に外れていない」と決断したと記している。
(*)『黄金の法』
※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。

徳島県・祖谷渓

香川県・満濃池

愛媛県・宇和島

高知県・桂浜
現代の人々は、空海の「仏道修行の道」をたどる
東の国での「仏陀再誕」が予言されていた
四国が「仏陀再誕」の地になった理由とは
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