2026年5月号記事
地域シリーズ 沖縄
日本の死命を決する重要な地域──
沖縄を守り続けてきたものとは
沖縄は「日本の死命を決する重要な地域」である。
その沖縄を守り続けてきた存在があった──。
「先の衆院選で、『オール沖縄』が沖縄4選挙区で全敗し、保守系が全勝した。これは後の世に、『歴史が動いた選挙』と言われるかもしれない」と那覇市在住の男性は語る。
宜野湾市の米軍普天間基地を名護市辺野古に移設することに強く反対する、党の枠組みを超えた政治勢力「オール沖縄」。2014~18年に県知事を務めた翁長雄志氏を軸に15年に結成されたが、その後、オール沖縄は、翁長氏の後継者である玉城デニー知事を支えてきた。
沖縄の人々は中国の脅威を認識しつつある
オール沖縄が全敗した理由について、幸福実現党の沖縄県本部統括支部代表の金城竜郎氏はこう語る(本誌61ページにインタビュー)。
「沖縄の人たちは明確に言葉にはしませんが、中国共産党の脅威を認識していて、『最低限、安全保障を重視する保守政権でなければ危ない』と考えているのではないでしょうか。今では台湾有事の際に石垣島や宮古島などの先島諸島から九州方面に避難する計画なども当たり前のように語られていますし、昨年から今年にかけての7つの市長選も、南城市を除いてすべて保守系の候補者が勝っています」
習近平氏の本音「台湾を取る」
沖縄は、中国が一方的に領有権を主張する尖閣諸島を抱え、中国による軍事侵攻が懸念される台湾とも近い(下図)。
台湾統一を公言する中国の習近平氏は、27年10月に党総書記、28年3月に国家主席の3期目の任期が切れる。国内で4期目続投を納得させるには大きな成果が必要であり、専門家の間では、27年に台湾侵攻が行われる危険性が指摘されている。
大川隆法・幸福の科学総裁が22年に霊言を行った際、習氏の守護霊は28年までに、「台湾は取る。取らなかったら4期はない。(軍を使ってでも)取る」「台湾取る時と日本の一部取る時は同時だから」と述べていた(*1)。
今年1月には、中国人民解放軍の制服組トップ・張又侠氏と劉振立氏が失脚。張氏は台湾侵攻に慎重な立場だった。
中国は、日本や韓国、フィリピンから米軍を追い出し、西太平洋の支配を目指している。その中国にとって、台湾や南西諸島(沖縄本島や石垣島、与那国島など)は西太平洋の出入口に点在する「戦略的要衝」。つまり、台湾有事は、尖閣、沖縄、日本の有事であり、「(沖縄は)日本の死命を決する重要な地域」(*2)だ。
(*1)2022年10月23日に収録された霊言「習近平三期目の野望と中国の揺らぎ─習近平守護霊vs.洞庭湖娘娘─」
(*2)『真の平和に向けて』第1章
沖縄を守る体制づくりが中国を抑止する
トランプ米政権は、貿易戦争をはじめ、ベネズエラやイランに軍事介入しているが、これらは「世界最大の軍事独裁国家・中国」を封じ込めるための、外堀を埋める動きと見るべきだろう(*3)。
沖縄では9月に県知事選を控えている。まさに今、日本がアメリカと歩調を合わせて沖縄を守る決意を固め、体制を築くことが急務である。
岐路に立つ沖縄だが、振り返ると、節目節目で、「沖縄を守り続けてきたもの」があったことに気づかされる。次ページから見ていきたい。
(*3)本誌2026年3月号「ベネズエラ電撃介入の本当の読み方」などで詳述。

沖縄は台湾や中国に極めて近い。尖閣諸島(魚釣島)から台湾まで約170km、中国まで約330km、沖縄本島まで約410km。
※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。
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