沖縄返還協定締結40周年記念日となる17日、「沖縄返還協定締結40周年記念『日本を守り抜く!国民集会』」が日比谷野外大音楽堂で開催された。主催は市民団体「日本を守り抜く!国民集会」実行委員会で、幸福実現党、「予備自衛官制度を普及する会」「若者の政治参加を促す会」などが協賛団体として参加した。集会終了後、小雨の降るなか、集まった約1300人が日比谷から霞ヶ関、銀座にかけてデモ行進を行った。

集会では、実行委員長で拓殖大学客員教授の惠隆之介氏が挨拶を行ったほか、国会新聞社編集次長の宇田川敬介氏、元海上保安官SST隊長の住本祐寿氏、慶応大学教授の小林節氏らが、尖閣諸島を守り抜くことや国防の重要性をそれぞれの立場から訴えた。

デモでは、昨今の中国の挑発行為や菅政権の無責任な言動に対し、日米同盟強化や菅内閣の即刻退陣などが訴えられた。

また、幸福実現党は、同日の産経新聞、沖縄タイムス、宮古新報に、尖閣諸島を守るため、南西諸島の自衛隊配備や日米同盟強化、憲法9条の改正などを求めて、全面広告を掲載した。今月、8、9両日には、中国海軍の艦艇が沖縄本島と宮古島の間の日本の排他的経済水域(EEZ)内を通過、その後フィリピン東方海域まで進出しており、近く軍事演習を始めると見られている。ますます中国の脅威が高まるなか、同党が訴える通り、早急に国防体制を整えなければならない。(吉)