2025年2月号記事
日本のガラパゴス保守
日本で常識化している保守派の考えは、世界基準から見て通用するのだろうか。
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日本のガラパゴス保守 - Part 1 良質の保守なら、減税を訴える
「なぜ日本では、ここ数十年にわたって大きな増税反対運動が起きないのかが理解できない。(増税路線を敷く)自民党体制がずっと続くのも分からない。日本人はおとなし過ぎるよ」
アメリカの保守派・共和党内で絶大な影響力を持ち、自由主義論者でもある重鎮は、石破首相を含む歴代政権のほぼすべてが減税派ではない日本に対し、怪訝そうな顔をしながらそう語った──。
日本では、「自民党は保守政党」という見方は疑いの余地がないとの前提があり、その他のほとんどは左翼で、「自民党以外にマシな政党はいない」というのが伝統的な保守の論調である。そして自民党内で(減税に消極的であっても)比較的"まともな人物"を探し、「その人しか国政を託せない」という声を拡散し、自民党体制を支える動きが繰り返されている。
しかしアメリカから見た日本は前出のようにかなり奇異な国に見え、そもそも日米の常識は根本的に違うようだ。
※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。
自民党は左翼政党だった
良質の保守なら、減税を訴える
規制緩和を言わないのに、保守なのか