《ニュース》

中国の婁勤倹(ろうきんけん)全国人民代表大会(全人代)代表報道官が4日、例年実施してきた全人代での首相会見の取りやめを発表しました。今後数年は、「特殊な事情がなければ、実施しない」ことも明らかにしています。

《詳細》

中国では5日から、日本の国会に相当する全人代が行われます。その前日の会見で、今回の取りやめが明らかになりました。全人代での首相会見は毎年恒例で、1988年に始まり(慣習化されたのは1993年から)、30年以上行われてきました。コロナ禍でもオンラインの形で実施されています。

また、この会見は海外の記者が首相に直接質問することができる年に1回の貴重な機会でもありました。取りやめの理由は明確にはされていませんが、婁氏は省庁トップの記者会見や、代表分科会の公開で「十分に取材機会はある」としています。

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