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反攻作戦が遅々として進まないウクライナは26日より、ロシアが大半を支配している南部ザボリージャ州方面で、大規模な攻撃を再開しました。

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ロシア国防省によると、ウクライナは西側諸国の戦車などを含む3個大隊(約3000人)による「大規模な攻撃」を行い、ロボチネ付近に接近したが、いずれも撃退されたといいます。この攻撃は、ウクライナが6月上旬に大量の装甲車などを投入して突破に失敗して以来の大規模なものでした。

ウクライナは緒戦でつまずいて以降、敵の防御線の弱点を見つけるまで、反攻用の戦力を温存してきました。今回、大規模な戦力を投入したとなれば、弱点を見つけた可能性もありますが、攻撃している箇所は従来攻撃してきた地域と変わらないため、作戦を急ぐ別の事情があったと見られます。

攻撃に先立ち米紙ニューヨーク・タイムズは、予備戦力を投入する反攻作戦の主攻が始まったと報じていました。

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