《ニュース》
中国のものと見られる地球環境観測衛星が1月下旬、米ハワイ上空に緑色のレーザーを照射していたことが分かりました。国立天文台と朝日新聞社が現地に設置している星空ライブカメラがその模様を撮影し、発覚しました。
《詳細》
衛星を開発した上海航天技術研究院などによれば、レーザーを照射したと見られる「Daqi-1(大气一号)」は、中国初の大気環境観測衛星だといいます。そのため照射することで、海面の高さや極域の氷の変化を観測していたのではないかと、朝日新聞は紹介しています(13日付電子版)。
アメリカ上空に中国のスパイ気球が飛来した直後に、このニュースが舞い込みました。そのため、ネット上では「平和利用を隠れ蓑にした中国軍のスパイ衛星ではないか」と指摘されており、中国の狙いが何であるかという点で憶測を呼んでいます。
《どう見るか》