2023年2月号記事

「鏡川竜二」シリーズより──

未来の大宗教家を形づくった東京での日々

教養小説「鏡川竜二」シリーズの中から、東京大学に合格してからの日々が綴られる『小説 内面への道』、『小説 遥かなる異邦人』について伝える。

『竹の子の時代』『若竹の時代』『永遠の京都』『内面への道』、そしてこの『遥かなる異邦人』で、竜二に実社会に出るまでの私の人生を投影してみた」──。

子供から大人まで、大反響を巻き起こしている書き下ろし教養小説「鏡川竜二」シリーズ。『小説 遥かなる異邦人』のあとがきで、著者の大川隆法・幸福の科学総裁はそのように記している。

徳島県の田舎に生まれ、勉強に励んだ幼少期から小学生時代が描かれる『小説 竹の子の時代』、中学校を経て、徳島一の進学校で勉強と部活動に励んだ高校時代を描いた『小説 若竹の時代』。予備校生として過ごした京都時代を記した『小説 永遠の京都』に続く第4巻の『小説 内面への道』、第5巻であり完結編の『小説 遥かなる異邦人』は、竜二が東京大学に入学してからの日々が描かれている。

シリーズ外伝『小説 とっちめてやらなくちゃ』では、東京で出会い、竜二を励まし続ける謎の美女・宇高美佐の手記形式で、美佐の秘密も明かされた。

竜二は東京で何を思い、学んだか

シリーズで一貫して描かれているのは、竜二が努力に努力を重ねて学問の真偽を究め、経験を積み、悟りと洞察(内面の空間)を広げていく姿だ。

『小説 内面への道』、『小説 遥かなる異邦人』では、東京大学に合格した後の竜二がさまざまな教授たちと出会い、その授業について何を思ったのか。また多くの友人たちとの交流や剣道部での思い出、竜二の運命を変える出会いについてなど、4年間の多岐に渡る出来事が展開されてゆく。

大学生活を通し、大きく成長していった竜二の透徹した眼に見えたもの、考えたことは何だったのか。5つの視点からお伝えしたい。

※本企画で特筆のない『 』内の書籍はいずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。


教養小説「鏡川竜二」シリーズ

 

次ページからのポイント

視点1・ 時代を超えた天才性

視点2・ 驚異の勉強と勤勉な努力

視点3・ 既に現れていた“宗教家"の側面

視点4・ 文武両道にして天才詩人

視点5・ 鏡川竜二の統一教会批判