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資本主義を否定する言動を繰り返す環境活動家のグレタ・トゥーンベリ氏について、「新たなレーニンに変身」と題した記事を、ロシアメディア「ヴズグリャド」がこのほど報じました。

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さまざまなメディアが、グレタ氏を"地球温暖化という世界的危機を救う救世主"のようにもてはやしています。一部メディアは「子供たちによる十字軍」と呼んでいますが、ヴズグリャドは「信仰の問題からは遠ざかっている」と指摘します。

グレタ氏が最近、「抑圧的で人種差別的な資本主義システムは転覆すべき」と主張したことからも分かるように、同氏は反資本主義的な言動を繰り返しています。同氏によれば、人間と地球を搾取する世界秩序は、いわゆる北半球(先進国)による富を蓄積するための植民地主義、帝国主義、抑圧、大量虐殺によって定義されたシステムだといいます。

つまりグレタ氏は、地球温暖化問題を契機に、そうした世界を終焉させる革命を起こしたいというわけです。

これに対しヴズグリャドは、「同じ宗教的な恍惚感の兆候はあっても、これはもうマルティン・ルターですらない。ウラジーミル・レーニンである。世界革命、資本主義システムの解体、帝国主義に対する広範な闘争─これらは彼の考えである」とし、「グレタ氏はスカートを履いたレーニンである」と評しました。

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