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北朝鮮は1日朝、同国の西岸付近から2発の短距離弾道ミサイルを発射しました。防衛省の発表では、2発とも日本の排他的経済水域(EEZ)の外側に落下したと推定されています。

《詳細》

日本政府によると、2発とも最高高度は50キロ程度、飛行距離はそれぞれ約400キロと350キロで、いずれも通常より低い高度を変則的な軌道で飛行した可能性があると言います。

北朝鮮は9月25日、28日、29日にも弾道ミサイルを発射しています。アメリカと韓国の海軍は26日~29日、海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」を投入した合同訓練を日本海で実施。30日には、日本も加わり、北朝鮮の潜水艦や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の対応を想定した共同訓練を5年ぶりに行っていました。またハリス米副大統領は、29日に訪韓して尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と会談し、北朝鮮を強く非難。南北の軍事境界線を挟む非武装地帯も視察していました。

かつて北朝鮮が1週間で弾道ミサイルを4回発射したことはなく、異例の頻度です。対北連携を強める日米韓の動きを強くけん制したと見られています。また、北朝鮮による発射は巡航ミサイルも含めて今年22回目となります。

井野防衛副大臣は記者団に対し、「挑発を執拗かつ一方的にエスカレートさせる発射だ。我が国、地域、および国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できない」と述べました。日本政府は北京の大使館ルートを通じて抗議したことを明らかにしています。

時を同じくして、10月1日未明、尖閣諸島沖合に中国海警局の船2隻が日本の領海に侵入して航行しました。中国海警局の船による領海侵入が確認されたのは、今年に入り22回目です。また、9月28日~29日、極めて異例なことに、中国海軍の艦艇3隻とロシア海軍の艦艇4隻が鹿児島県の大隅海峡を通過して東シナ海に向けて航行したことが確認されています。

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