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米海洋大気局(NOAA)などの国際チームが、二酸化炭素の大気中の平均濃度が、2021年は観測史上最高の414.7ppmになったと報告し、海水面も1993年比で9.3センチ上昇したと報じられています。
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温室効果ガスの排出量は、2020年に新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、経済活動が停滞したことから減少していました。しかし2021年に関しては414.7ppmとなり、「少なくとも過去100万年間で最高」となったとしています。
海面の水位は10年連続で上昇しており、人工衛星による観測が始まった1993年の平均値と比べて97ミリメートル上回り、過去最高になったとしています。NOAAはこの結果について「気候変動が地球規模の影響を生み、減速する様子がないという説得力のある科学的証拠が出続けている」としています。
8月29日に「ネイチャー・クライメット・チェンジ」誌に報告された研究では、世界が今すぐ温室効果ガスの排出をやめたとしても、グリーンランドの氷が解けることにより、21世紀中に少なくとも25センチの海面上昇が起こることは確実としています。これがいつまでに起こるかは明言されていないものの、氷の融解のほとんどが21世紀中に起こる可能性があると指摘しています。
気候変動と二酸化炭素濃度の増加を関連付けて考えることは、科学の常識のように捉えられていますが、気を付けなければならないのは、その「因果関係」の正確さについてです。
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