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米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の所長で、新型コロナウィルス対策を指揮したアンソニー・ファウチ氏が今年末で退任すると発表しました。

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ファウチ氏は1984年からNIAID所長を務め、7人の大統領に仕えました。同氏は「キャリアにおける次のチャプターを模索するため、今年12月にこの職務から去ることにした」とコメントしています。

バイデン米大統領は、ファウチ氏への謝意を表明。「ファウチ博士の公衆衛生に対する多くの貢献により、アメリカと世界中の命が救われた」「(アメリカは)彼のおかげでより強く、よりたくましく、より健康になった」という声明を発表しました。

一方でファウチ氏は、中国・武漢ウィルス研究所に資金を提供し、人間への伝染力を高めるなどの「機能獲得研究」を行わせ、コロナを人工的につくった"共犯者"の一人ではないかと見られています。共和党議員には、その責任を追及する意志を明確に示す人もおり、同党の躍進が期待される中間選挙の前に退任の意向を明らかにすることで、「うやむやにしようとしている」との批判が強まっています。

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