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米メタ(旧フェイスブック)が、上場以来初の減収減益となりました。

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メタは27日、2022年4~6月期の決算を発表しました。それによると、売上高が前年同期比1%減、純利益が同36%減の、減収減益となりました。これは同社が上場した12年以降、初のことになります。

背景としては、(1)アイフォーンなどを販売するアップル社がプライバシー保護規制を強化した影響で広告の配信精度が低下したこと、(2)景気減速の懸念が強まり、一部の企業が広告費を絞り込んだこと、(3)中国企業による動画アプリ「TikTok」との競争が激化していること、などが挙げられています。

同社CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は決算説明会で、「デジタル広告にも幅広い影響を及ぼす景気後退期に入ったようだ。規模や期間を見通すのは難しいが、前の四半期よりも状況は悪化している」とコメントしています。

また同時期、SNSのフェイスブック月間利用者も、3カ月前より200万人少なかったとされています。

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