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ミャンマーの人権団体「政治犯支援協会(AAPP)」は22日時点で、昨年2月に起きたクーデター以降、国軍の弾圧による死者が2000人を超えたことを明らかにしました。

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発表によると、国軍の弾圧による死者は2007人に上り、のべ14237人が拘束。未だに11174人が拘束されたままです。今回の発表はあくまでも確認されたものであり、実際はもっと多いと見られています。

アメリカやフランスの在ミャンマー大使館はフェイスブックのページを一部黒塗りにし、犠牲者への哀悼の意を示しました。

現在、大規模なデモは影を潜め、最大都市であるヤンゴンや首都ネビトーは平穏を保つ一方で、地方では国軍と民主派武装勢力の戦闘が続いています。国軍は民主派の協力者と見なした市民を拉致したり、殺害したりしているとされています。

国連によると、クーデター後にミャンマー国内で居住地を追われた国内避難民は100万人を超え、混乱が収拾する兆しは見えていません。

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