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ロシアによるウクライナへの特別軍事作戦の煽りを受け、経済危機が深刻化しているスリランカで大規模な反政府デモが起きています。同国のマヒンダ・ラージャパクサ首相が9日、責任を取る形で首相の職を辞しました。
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スリランカではここ数カ月、停電や食料、燃料、医療品の不足が続いており、反政府デモが起きています。10日には、最大都市のコロンボで首相の支持者とデモ隊が衝突し、死者が出ました。デモ隊は首相のみならず、大統領の交代も要求しています。
スリランカは、中国の経済圏構想「一帯一路」によって債務の罠にはまり、コロナ禍によって主力産業である観光業が大きく落ち込み、経済が低迷していました。長年の貿易赤字に加えて、ロシアによるウクライナへの軍事作戦に伴うインフレが"最後のダメ押し"となる形で、独立以来最悪の経済危機に直面。今夏にも債務不履行(デフォルト)が起きると言われています。
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