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サウジアラビアと中国の両政府が、中国への石油販売の一部を人民元建てにする構想についての交渉を進めていると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がこのほど報じました。
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WSJによると、交渉は6年前から断続的に続いていましたが、サウジとアメリカの関係が緊張状態にあることなどを背景に、今年に入ってから交渉が勢いづいたといいます。
世界最大の石油輸出国であるサウジの輸出量のうち、25%超を占めているのが中国です。そのため、人民元建て石油販売が実現すれば、人民元の国際的な地位が強まると報じられています。
一方で、「サウジによるアメリカへの政治的なけん制に過ぎない」「世界の国際通貨であるドルの地位に影響を及ぼすことはない」という専門家の意見も出ています(16日付ブルームバーグ電子版)。
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