2022年3月号記事

ニッポンの無駄!

『減量の経済学』とは何か

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『減量の経済学』
大川隆法 著
幸福の科学出版
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コロナ禍で、経済的な支援を求める国民の声は根強く、政治の側もそれに応えようとしている。

先の衆院選では、どの政党も"バラマキ政策"を喧伝した。与党は「18歳以下に10万円を給付する」など、さっそくバラマキを実行に移している。

こうした政治状況が続く中、大川隆法・幸福の科学総裁は、法話「減量の経済学 ─やらなくてよい仕事はするな─」を説いた。

ここでいう「減量の経済学」とは、「仕事を減らし、働くな」という意味ではない。

大川総裁は冒頭、この法話を行うきっかけとなった二宮尊徳の言葉を以下のように紹介した。

大人がお風呂に入って、『お風呂の湯が足りなくて、肩まで浸かれない』というようなことばかり言う。しかし、お風呂の湯船のなかでしゃがんだら、湯は上まで上がって肩まで浸かる

こうした見方をしたときに、「実は、あっちにもこっちにも余剰なものがいっぱい出てくる」という。


虚飾や虚栄心に駆り立てられていないか

往々にして、「必要だと思い込んでお金を使っていること」「大事だと思って努力していること」の中に、膨大な無駄が潜んでいるものだが、なかなか自分では気付きにくい。

その無駄へと駆り立てているものが、人々の心の中にある「虚飾」や「虚栄心」であったりすることを大川総裁は説く。その意味で、個人も会社も政府も、少し"減量"を始めたほうがよさそうだ。

今回は、現代の日本人を苦しめている問題に着目し、その中のさまざまな無駄を掘り起こしてみた。

 

次ページからのポイント(有料記事)

ムダ1 進学塾の大きな無駄

社会人になって現れる過剰な受験勉強の3つの弊害

弊害1 世間が全て引っ掛け問題に見える

弊害2 他人の欠点を責めるのが上手になる

弊害3 過去の遺産で食っていこうとする