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米議会の上下両院の議員団が9日の夕方、米軍機で台湾を訪問しました。台湾メディアが同日報道しました。

《詳細》

報道によると、訪問団は上下院の議員6人を含む13人で構成され、米軍の人員輸送機「C-40A」が台北の松山空軍基地に到着したとのことです。

訪問団には、親台派で知られるマイク・リー上院議員(共和党)やジョン・コーニン上院議員(同)に加え、米軍幹部も含まれています。

米国防総省のカービー報道官は9日の記者会見で、議員代表団の台湾入りを認めた上で、訪問は「定期的なもの」であり、「今年に入って2回目」だと説明。「(台湾に自衛手段を提供することが義務付けられている)台湾関係法に基づくアメリカの義務に沿ったものだ」と述べました。

4月には、米民主党のクリス・ドッド元上院議員ら3人の"非公式代表団"が訪台し、蔡英文総統や呉釗燮(ご・しょうしょう)外交部長(外相)と会談しています(呉氏は今月5日、「台湾独立支持派」という理由で、中国政府より刑事責任を生涯にわたって追及するというリストに載せられた、関連記事参照)。

今年2回目となる議員団の訪台に対して中国国防省は、「台湾は中国の神聖で不可分な領土の一部であり、アメリカの行為は中国に対する重大な内政干渉で、主権を著しく損ない、台湾海峡の平和と安定を脅かすものだ」と強く非難。

また中国軍報道官も、議員団が訪台した9日に台湾海峡に向けた「戦闘準備のための警戒パトロール」を行ったことを明かし、その意図として、「台湾問題をめぐる特定の国による重大で誤った言動、および『台湾独立勢力』の活動」に対する「国の主権を守る」措置だったと強調しました。

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