新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、緊急事態宣言や営業時間短縮要請など、2年近くさまざまな感染症対策が講じられてきた。しかし、行き過ぎた感染症対策は目立った効果を発揮せず、経済を疲弊させるばかり。政府による補償を求める声も、高まってきている。
なんとか経済不況を打破しようと、岸田内閣は、"分配と成長の好循環"の実現に向けた「新しい資本主義」を掲げている。しかし、これが本当に日本経済のあるべき姿なのか──。
衆院選に先立って、大川隆法・幸福の科学総裁は10月27日、今から約3万年前に日本文明を造り、宇宙創造の根源にも繋がる至高神的存在・天御祖神の霊言説法を収録。「天御祖神の経済学」と題して、経済のあるべき姿をはじめ、日本、そして世界に必要な指針を示した。
本霊言説法は3日より、全国の幸福の科学の支部・精舎・拠点で開示されている(文末に、問い合わせ先)。
実在界では、感謝がお金の代わり
本霊言説法では神から見た富や経済の本質について、さまざまな角度から語られた。例えば、天御祖神は、地上を去った実在界ではお金は使われていないと指摘。ある程度の霊的な悟りを得た世界において、お金や貨幣への執着は取り去られていくと語った。
そして、「それに代わりて存在する経済学は、感謝の経済学です。それは、人に対する感謝の思い、お礼の思い、それから、自分自身に対する、これだけの仕事をやったということに対する満足感、あるいは、ある種の、正しい意味における自己肯定感。こうした情念的なものが、貨幣に変わるものとなっています」と明らかにした。
天御祖神はこうした実在界の各次元における富や人々の営みの姿について描写。そして、それを前提とした上で、この世における富の本質やあり方について語った。富の源泉については、「希少性」「真・善・美」「正義」といったキーワードが上がった。
真面目に働いたものがバカを見る社会はつくってはいけない
また社会不安が広がると、得てして「格差をなくし、皆が富めるように」というスローガンが形を変えて出てくる。天御祖神は、「(分配を行うことで)中流階級は一瞬つくることはできますが、それを維持するのは簡単ではないということです」と指摘するなど、分配の問題点について説いた。
そして、「再分配システムの中において、個人個人のやる気をなくしていって、真面目に働いたものがバカを見るような社会はつくってはならない」と警鐘を鳴らし、未来社会のあるべき姿について様々な論点を示した。
経済を考える際に、効率や利便性ばかりを気にして、それは真理にかなっているのかという視点が捨て去られてしまうことは多い。未来が見えない時代だからこそ、宇宙創造の根源につながっている神の言葉に耳を傾けるべきだろう。
本誌2021年12月号では、「ワクチンへの過度な期待」と「脱炭素への傾倒」の2つのテーマについて特集。いずれも、天御祖神の<神示>を受けてのものだ(関連書籍参照)。本霊言と合わせて読んでいただきたい。
本記事は、霊言のごく一部のみを紹介している。霊言では上記の内容以外にも、次のような論点が言及された。
- 各国の軍隊の善悪は、どのように判断されるのか
- 国際連合が機能しにくくなった理由
- 既成の権力が倒される際の善悪の判定基準とは
- 皇室に見る自由のあり方
- 企業を大きくしていく野心が肯定される条件
- 現在も続く天皇制の基となったもの
- ソ連時代のオリンピック選手はメダルをとれないと〇〇〇〇〇送り
- 格差問題に対処しなければならない時とは
- GAFA、ハリウッドの問題点
- チャンスを与えるためには〇〇も必要
- 天御祖神の説く「徳」とは何か
- 軍事力を富に変える考えは、人間として〇〇以下
ここに紹介したのは霊言のごく一部です。
詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727
火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
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