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塩野義製薬は28日のプレスリリースで、現在開発中の新型コロナウィルスの治療薬について、最終段階の治験を開始したと発表しました。

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この治療薬は軽症者向けの飲み薬で、7月から第一段階の治験が始まっていました。

最終段階の治験では、軽症のコロナ患者または無症状のコロナ感染者を対象に、1日1回、5日間、薬を服用した場合の有効性と安全性を検証するとしています。

塩野義製薬によると、現在日本では、軽症者への治療法として、人工的につくった抗体を用いた点滴薬が承認されていますが、対象となるのは重傷者リスクのある患者であり、点滴と患者の観察も必要となることから、広く使用されるには至っていないといいます。

その点、開発中の飲み薬は利便性が高く、患者の早期治療や、医療体制の維持および安定化に貢献できるとしています。

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