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中国の遺伝子解析大手「華大基因(BGI)」が遺伝子ビジネスの国際展開を狙っていると、3日付日本経済新聞が報じました。

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BGIは、巨大なPCR検査処理施設「火眼」を中東やアフリカ、東南アジアなどの30以上の国・地域に輸出し、コロナ用検査キットを80カ国以上に提供するなど、急成長しているバイオ企業です。

日経新聞によると、「火眼」は設置するのに10時間ほどしかかからず、1日当たり最大210万人のPCR検査が可能で、不要になれば撤去できるといいます。

BGIは元々、妊婦の血液から胎児の染色体異常を調べる出生前診断で成長してきましたが、世界でコロナ感染が拡大し、コロナ関連事業の受託が急増しています。今後は、「火眼」を輸出した国々との連携を深め、出生前診断やがん診断などのサービスを広げていくとしています。

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