2011年6月号記事

アメリカ政界では4月4日のオバマ大統領の出馬宣言を受け、来年の大統領選挙に向けたカウントダウンが本格的に始まった。再選を目指すオバマ氏は、史上最高額となる10億ドル規模の資金集めを目指していると見られ、その意気込みの強さがうかがえる。

しかし、現職候補としては早めの出馬表明と高額の選挙目標は、再選への道が容易でないことを物語っている。3月30日にキニピアック大学が発表した調査では、実に有権者の半数がオバマ氏の再選を望まないと回答している。