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中国が新型コロナウィルスのワクチンを武器に、南米諸国に圧力をかけています。南米で唯一、台湾との外交関係を持つパラグアイは、ワクチンの確保が十分でないことから、中国との交渉を進めており、今後、台湾との関係を見直す可能性が出ています。読売新聞が9日に報じました。

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同紙によれば、パラグアイが現時点で確保しているワクチンは、同国の人口が約700万人に対して、2万4000回分にとどまります。同国では、ワクチンを確保できない政府を批判するデモが発生しており、政府は、中国製ワクチンといえども、入手したい意向を示しているといいます。

中国製ワクチンは、南米諸国に続々と到着しており、中国の影響力が高まっています。蔡英文政権が発足して以降、中国は、台湾との外交関係を持つ国を22カ国から15カ国にまで減らすことに"成功"しています。今後、ワクチンをテコに、台湾の孤立をさらに進めたいと見られます。

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