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中国政府が、東北地方3省で産児制限の撤廃を検討すると発表しました。
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今回、制限が撤廃される可能性がある黒竜江省、遼寧省、吉林省は、特に出生数が少ない地域です。
中国では、1979年からいわゆる「一人っ子政策」が産児制限として開始されました。しかし、当然の結果として高齢化のペースは上がり、2050年には人口の23.3パーセントの3億人以上が65歳以上となり、80歳以上の人口は1億2千万人を超える見込みです。
2015年には、「すべての夫婦が2人の子供を持つことを認める」として、「二人っ子政策」が開始。これまで、一人っ子政策のために戸籍を得られなかった人についても、両親の戸籍があれば戸籍が得られるよう、無戸籍問題の解消が進められました。
しかし、制限緩和後も結婚年齢の上昇や学費の上昇などにより、出産をためらう人が少なくなく、出生率は低下する一方。2019年の出生率は1.048%と1949年以来最低となり、2020年はコロナの影響でさらなる低下が予見されます。
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