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中国のドローンメーカーであるイーハン・ホールディングスが、このほど粉飾決算の疑いが持ち上がり、株価は一時62.7%急落しました。

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粉飾の疑いを発表したのは、米投資会社ウルフパック・リサーチです。

同社によれば、イーハンの主要な顧客である上海の企業は、イーハンとの間で6500万ドルもの契約を結びました。しかし、上海の企業はその契約を結ぶわずか9日前に設立されたこと。そして、この上海企業の登録資本は約140万ドルにすぎず、このような契約を締結できる資本力はないと指摘。さらに上海企業の財務マネージャーは、株式上場(IPO)を控えるイーハンに投資していた利害関係者であるというのです。

つまり、イーハンは、架空の取引によって売り上げを計上して株価を釣り上げ、その利益を上海企業に分配していた可能性があるのです。これに対し、イーハンは全面的な反論を行っています。

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