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米シンクタンクの国際政策センター(CGP)はこのほど公開した報告書の中で、少なくとも57万人のウイグル人が中国の強制労働プログラムを通じて、綿花の収穫に従事させられていたことを明らかにしました。
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新疆ウイグル自治区で行われた2018年の綿花収穫に関する中国の公文書や報道から、CGPは今回の数字を算出したといいます。同報告書では、数字はあくまでも最低のもので、「この数字を数十万人上回るだろう」と指摘しています。
子供や高齢者も含めて、強制労働に従事したウイグル人は、厳重に管理された鉄道やバスなどで集団移送され、警察官に監視される中、綿花畑で収穫作業を実施。報告書によると、「機械化が進んでいるにもかかわらず、新疆ウイグル自治区での綿花の収穫は肉体労働者に大きく依存し続けている」とした上で、2019年の収穫の約70%が手摘みだったといいます。
さらに報告書の執筆者である、米非営利組織「共産主義犠牲者記念財団」のエイドリアン・ゼンツ上級研究員は、強制労働では毎年数十万人が動員されていると指摘。「強制労働は経済的な理由だけではない。主な目標は、少数民族の規模を縮小させることにある」と述べています。
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