2020年8月号記事

幸福実現党 党首

釈量子の志士奮迅

第93回

幸福実現党党首

釈量子

(しゃく・りょうこ)1969年、東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒。大手企業勤務を経て、(宗)幸福の科学に入局。本誌編集部、常務理事などを歴任。2013年7月から幸福実現党党首。

釈量子のブログはこちらでご覧になれます。

https://shaku-ryoko.net/

コロナの教訓と神の意志

私たちは『何からでも教訓を学んで立ち上がっていく』という考え方をしていますので、こうした現象も一つの考える材料と思わなければならない

コロナ禍について大川隆法・幸福実現党総裁は6月に行った「時事政談」(本誌46ページ関連記事)でこう語っています。

『聖書』の黙示録さながら、世界を新型コロナウィルスの猛威が覆って半年。日本は、ひとまず感染の収束が見られたことで緊急事態宣言を解除し、経済活動を再開しようとしています(6月中旬時点)。

萎縮した経済マインドを立て直すのは容易ではなく、コロナ関連倒産はこれから増加すると予想されます。感染の次なる波に備え、人為的に経済を止める「緊急事態宣言」の是非などは、しっかり検証すべきでしょう。

しかし同時に、「神は人類に何を学べとお考えなのか」という、もっと本質的なご意図を虚心坦懐に振り返ることも必要なのではないかと思うのです。

生きていることの意味や、科学万能主義の限界に思いを馳せるなど、個人が心を見つめ直すことはもちろん重要です。同時に必要なのが、感染が地球規模で起きたことが、歴史の中でどのような意味を持つのかを、もっと大きな視点で探究することだと思います。

唯物論国家への警鐘

それがやはり発生源となった中国への警告でしょう。神は、この唯物論国家が世界に覇権を拡大することを絶対にお許しにならないと思うのです。

中国政府は新型コロナの発生源を隠蔽し、逆に「ウィルスの抑え込みに成功した」という情報戦を仕掛けてきています。都合の悪いことをすべて否定し、社会主義の宣伝に使う。神を恐れぬ国ならではの行為です。「時事政談」では嘘のつき方について、「 中国を見れば、本当に"模範解答"が分かります 」と、大川総裁は語っています。

都政も中国べったり

『夢に、力を。』

『夢に、力を。』

釈量子著

幸福の科学出版

日本の政治に目を転じれば、その中国にべったりです。

事実上、3分の2の議員が親中派で占められている自民党、日中友好の懸け橋であることを誇る公明党、中国を精神的母国と考える野党─。

自治体も著しい中国傾斜を行っています。東京都は、美濃部都政時代に世界で初めて北京と姉妹都市提携を行いました。現在も、清華大学と覚書を交わし、顔認証システムなど先端技術を都政に取り入れる方針とのことです。

しかし全世界では、中国的なる悪を見破ることが時代の潮流となっています。「破邪顕正」という言葉もあるように、それは同時に正しさが見えてくる時代に向かっているとも言えます。国民一人ひとりが、本当に「信じられる政治」を実現していく。その受け皿になれるのは、「共産党ウィルス」に免疫を持つ人間たちに他なりません。

宗教を鼻で笑う中国共産党的な価値観こそ、時代の波に押し流される旧体制の象徴であり、「神を信じること」が時代の最先端になることを信じてやみません。

幸福実現党からは、来たる東京都知事選に七海ひろこが挑戦します。「ノンストップ東京」「東京を世界一豊かな街に」を掲げました。それは自由と繁栄への挑戦を断じて止めないという強い意志でもあります。若き女性が、その身を神に捧げるが如く、東京都政に繁栄の息吹を吹き込むために立ち上がりました。頑張ってまいります。

東京都政も、唯物論国家とどう対峙するかが問われている。写真提供:ピクスタ