2020年1月号記事

その着こなしで大丈夫?

大人の身だしなみ講座

株式会社ムービングオフィス
代表取締役

大ナギ 勝

(おおなぎ・まさる) 高級婦人服ブランド(株)レリアンに入社し、トップクラスのバイヤーや営業として活躍。2013年、接客・販売の楽しさを伝えるべく独立。著書に『商品よりも「あと味」を先に売りなさい』(日本実業出版社)など。

ファッションコラムニストの大ナギ勝氏に、
間違いやすい着こなしや意外と知らないルールをお聞きします。
一生使える着こなしの教養を身につけましょう。

Vol.20 中心になる色を決める

老若男女問わず、「外見をよく見えるようにしよう」という考えは、決して浮ついたものではなく、むしろ相手となる多くの方への"エチケット"と言えます。その努力は、接する人への敬意の表れでもあるでしょう。

ただし、「少しでも多く服を揃えておきたい」という欲求や不安が前に出ると、気に入った色柄をみな手にしてしまいがち。結果、色柄的にまとまりがなく、コーディネートできない洋服で溢れ返ってしまいます。