高知で講演する大川総裁。
大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁が23日、高知市の高知県立県民体育館で、「人生を深く生きる」と題して、講演を行った。
大川総裁は、これまで全国・全世界で2600回(うち英語説法100回以上)を超える法話を説いている。今回の講演の様子は、同グループの中継網を通じて、全国の各会場に同時中継された。
満席となった、高知県立県民体育館。
宗教に誘われる際に直面する「信じるとは何か」という問題
冒頭で、大川総裁は、幸福の科学では2200書を超える書籍を発刊しており、教えに膨大な厚みがあることに触れ、長年、人間がより良く生きるにはどうしたらいいかということを探究してきた、と語った。
そして、宗教に誘われる際には、たいてい「信じるとは何か」という問題に直面することに触れて、こう話した。
「 信仰の難しいところは、いつでも、だれでも、どこででも確認できるようなものではないところです。信じるという行為に必ずついて回るのは、この世で生きている間に、何か飛び越さなければいけない時が来る、ということです 」
西洋では、人間と動物を分けるものは「信仰」
仏教やキリスト教など、具体的な信仰を持たない人にとって、「信じる」という行為は、難しいと感じられるかもしれない。だが、世界を見渡せば、そうした「常識」が、実は非常識であることが分かってくる。
大川総裁は、欧米の例を挙げて、こう問いかけた。
「 西洋では、人間と動物を分けるものは、『信仰』であるということが、ある程度分かっています。動物には生存欲求がある。自分の身を守りたいし、食べ物が食べたい。食べられたくないという気持ははっきりある。(中略)人間には、これにプラスアルファとして、何かもう一段、尊いもののために役に立たないと、この世に人生を受けた意味がない、という気持がどこかにあるはずなんです 」
「これをすれば、いくら儲かる」とか、「あれをやれば、これだけの見返りがある」などという損得勘定ではなく、「何かの役に立ちたい」という衝動に突き動かされた経験を持つ人も多いのではないか。
それは、目に見える物や事象だけがすべてという唯物的な価値観から抜け出していることを意味する。
「望むべき未来を考えなければいけない」
中盤で、大川総裁は、北朝鮮の問題について、こう指摘した。
「 国を守ることが必ず正義というなら、北朝鮮や中国が国を守るために核武装することだって正義に見えます。ただ、 (中略)そ の独裁システムが、大勢の人を殺しても平気な制度になっているのか、言論の自由や、人々が幸福を求める権利はあるのか、人間が動物みたいに扱われないかどうか。こういうものを見ていって、望むべき未来はどういうものであるかということを考えなければいけない 」
大川総裁は2009年春に、「幸福実現党」を立ち上げたが、同党の主張の大きな柱の一つは、これまで一貫して、「北朝鮮・中国の軍事的な脅威への具体的な備え」であった。その根底には、上記のような思いがあるということだろう。
いま、日本に核・ミサイルの脅威が迫っている。にもかかわらず、既存の政治家は、選挙で勝つことを至上の価値と考え、小さなスキャンダルの追及に躍起になっている。
大川総裁は、講演の最後に、多くの人々に「本来の人生の使命に目覚めてほしい」と語ったが、目に見えない尊いものの存在ばかりか、目に見える隣国の軍事的脅威すら見ようとしない政治家にも、「本来の使命に目覚めてほしい」、心からそう願いたくなる講演だった。
なお、大川総裁は講演で、以下のような論点にも言及した。
- 学校や会社、肩書きなどで自分を確認していることの間違いについて
- 明治維新で土佐藩が果たした役割について
- 日本が戦った大東亜戦争の意義
- 金正恩氏と渡部昇一氏の霊言について
- 長く生き残る人のポイント
- 中国と日本の「英雄観」の違い
- 上に立つ人が持つべき覚悟とは?
この法話は、幸福の科学の全国の支部、精舎、拠点において、拝聴できます。
支部や精舎への問い合わせは、以下の連絡先まで。
・幸福の科学サービスセンター
Tel:03-5793-1727 : 火~金/10:00~20:00 土日/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
【関連書籍】
幸福の科学出版 『危機の中の北朝鮮 金正恩の守護霊霊言』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1850
幸福の科学出版 『渡部昇一 日本への申し送り事項 死後21時間、復活のメッセージ』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1848
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