品川駅前で、熱く語るトクマ氏。
参院選の公示日を迎えた22日、東京選挙区で立候補した、幸福実現党のトクマ遊説局長がJR品川駅前で、釈量子党首とともに第一声を上げた。
冒頭で、トクマ氏は、「幸福実現党は7人の地方議員が誕生している。あとは国会議員を輩出するのみ。私たちが掲げる123の政策の一つひとつを国政で実行していきたい」と選挙戦への意気込みを語った。
憲法9条改正と核装備の検討へ
トクマ氏が強く訴えるのは、国防に関することだ。
同日午前に北朝鮮がミサイルを発射したことや、中国が南シナ海で戦闘機の離発着が可能な滑走路を建造していることなどに触れ、「アメリカを頼りにするだけではいけない。自分の国は自分で守るという当たり前の国にしたい」と語った。
トクマ氏は、自主防衛体制を整える上で、憲法9条の改正が必要だと訴える。
「憲法はGHQのケーディス大佐らが数人でつくった。彼は、後に共産主義者であったことが発覚し、クビになっている。そうしたものを日本は今も信奉している」と憲法が誕生した背景のずさんさを指摘。日本人が自らの手で、憲法をつくる必要があるとした。
また、北朝鮮が核の小型化に成功したと言われていることを受け、その射程圏内に入っているとして、「日本人全員が拉致されたのと同じ。相手に戦争をさせない、悪を起こさせないためにも日本は核装備もしなくてはいけないと考えている」と、早急に核に対する抑止力を持つ必要性を訴えた。
真剣な表情で、国防の大切さを訴えるトクマ氏(左)と、聴衆の声援に応える釈党首。
日本経済はお金という血液が流れなくなっている状態
演説は、経済政策へと移る。
トクマ氏は、「今、政府がやらなくてはいけないことは、消費税を8%から5%に戻すこと」「人体に例えるならば、お金は血液。血液が流れなくなったら、人間は死んでしまう。今の日本経済は死ぬ方向に向かっている」と語り、消費減税によりお金の回転率を上げることで、経済発展していくと指摘した。
27年前の1989年4月、政府は初めて消費税3%を導入した。その目的は、当時、問題となっていた100兆円の財政赤字を解消するというものだった。
この点について、トクマ氏は、「今1000兆円の財政赤字がある。これは政府による過去のバラまき政策が原因。今も低所得者に計3600億円をバラまいている」と、自民党が続ける票目当ての補助金や寄付金のバラまき、いわゆる"合法的な買収"について鋭く批判した。
食糧・エネルギーも問題を解決していくのが日本の使命
トクマ氏は終盤、日本が行うべき世界への貢献についても触れた。
「日本の国旗の真ん中には、真っ赤な太陽が描かれている。この太陽は西に沈むのではなく、東から力強く真上に昇る。世界を照らすのが日本の真なる姿」とし、日本を経済的に発展させ、食糧問題やエネルギー問題など、世界を取り巻く諸問題を解決していくのが日本の使命だと語った。
最後に、「皆で命をかけて選挙戦を戦いたい」と語り、街宣を締めくくった。
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