会見に臨む森山氏(中央)

北海道新幹線が先月26日に開通し、全国的に注目を集めている北海道。ユネスコ世界遺産の知床など、自然あふれる観光地や食に恵まれており、今後、観光客のさらなる増加が期待されている。

一方、ロシアと国境を接しており、先の大戦ではソ連の脅威にさらされた。近年は、中国の軍拡、北朝鮮のミサイル発射や核実験などで、道民の安全は脅かされ続けている。

そんな北の大地から日本の危機を救いたいと訴えるのが、幸福実現党の森山佳則(よしのり)氏だ。

森山氏は15日、北海道庁で記者会見を開き、今夏に行われる参院選に幸福実現党の公認候補として出馬することを表明した。同氏は、「私どもには、善悪の価値基準がある。一本背骨の通った政治を実現して、国民の皆様の政治に対する信頼を取り戻す」と政治への志を語る。

森山氏が掲げる主要政策は、(1)「教育改革」、(2)「防衛力強化」、(3)「消費税減税」の3つ。以下はその要旨。

  • (1)「神仏の目」を意識した教育が、子供たちの「善の心」を引き出す。宗教を核にした教育こそ、いじめ問題や教育荒廃に対する最終的な答え。学校で成績を開示するなど、子供たちが切磋琢磨できる環境を整える。

  • (2)中国は南シナ海で滑走路など軍事的拠点の建設を進め、北朝鮮はミサイル発射と核実験を重ねている。このままでは、到底、国民の安全を守りきれない。相手国に核を使わせない抑止力としての核装備を含めて、防衛体制を真剣に考えなければいけない時期に入っている。また、ロシアとの友好関係を築くことは、中国や北朝鮮を後ろからけん制するために非常に大切だ。経済的支援を行うとともに、北方領土問題解決への道筋を開いていく。

  • (3)消費税を5%に戻すべき。消費税を8%に増税した後、一般消費は冷え込んだままで、アベノミクス失敗の原因となった。増税しても経済成長できるという考えは間違い。

その他、人手不足を解消するため、短中期的に外国人労働者の受け入れを検討することについても語った。

国防という土台があってはじめて、発展・繁栄した北海道が築かれていくはずだ。

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