2015年10月号記事
編集長コラム Monthly Column
「冷酷で非情な福祉国家」を続けますか?
――「愛と慈悲の国」への革命
2014年4月の消費税増税が、日本経済の足を引っ張り続けている。
今年4~6月の実質GDPがマイナス成長となった。昨年度1年間も同じくマイナス成長。
安倍晋三首相も、消費増税が国民の消費をこれほど押し下げるとは予想していなかっただろう。
ただ、問題は消費税だけではない。今年は、所得税や相続税の最高税率が引き上げられ、富裕層は所得でも相続でも半分以上を税金で取られるようになった。
2017年4月には、消費税が10%へと引き上げられる。次々と押し寄せる増税で、簡単には消費は上向かないだろう。