オーストラリアが先進国で初めて、二酸化炭素の排出に課税する炭素税を廃止することを決めた。17日に同国の連邦議会上院が法案を可決した。同国は、国民一人あたりの温室効果ガス排出量が最も多い国の一つだが、2012年に経済成長と雇用が悪化した後、炭素税が「光熱費と生活費の増加を招いている」と国内で反発が起きていた。