2006年9月号記事

たとえばベートーヴェンの「生き方」を体験――

「三つの聴き方」でもっと深く感動しよう!

茂木一衞氏(横浜国大教授)

先般、日本人で初めてモーツァルトゆかりの大聖堂でコンサート(「レクイエム」)を指揮した茂木一衞氏。

音楽学者であると同時に、演奏など実践の場も持つ同氏は私たちがクラシック音楽で体験する感動に「三つのレベル」があるという。

(もてき・かずえ)1950年群馬県生まれ。東京大学文学部卒業(美学芸術学)、東京藝術大学大学院修了(歴史的音楽学)。現在、横浜国立大学教授(マルチメディア文化課程)。主著に『「癒し」を越えるクラシック』(音楽之友社)、『宇宙を聴く』(春秋社)、訳書にヘンネンベルク著『モーツァルト』(音楽之友社)などがある。