来年1月に行われる台湾の総統選挙を前に、二大政党で、党内の候補者選びが本格化しています。

「台湾は中国の一部ではなく、独立した国だ」という考える与党・民進党は6月上旬に、中国と良好な関係を築こうと考えている最大野党・国民党は7月に、それぞれ候補者を決める予定です。

本欄でも、両党の対立の構図を伝えてきました。もちろん、それは台湾の今を知るために大切な情報です。しかし、今回の総統選は、もう少し本質的な部分に注目していく必要があります。

そうすることが、真の意味で台湾を理解し、守ることにつながるからです。