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《本記事のポイント》

  • 中国の原点も未来も「毛沢東」にあり
  • 林彪の霊が語る「林彪事件の真実」と「毛沢東の実像」
  • 中国は「張り子の虎」

中華人民共和国の「建国の父」である毛沢東。天安門広場には肖像画が掲げられ、人民元にもその顔が印刷されている。

「政権は銃口から生まれる」という軍国主義や、「中華思想」的なナショナリズム、「文化大革命」に代表される思想弾圧――。世界をハラハラさせる中国"らしさ"は、ほとんどこの人物から流れて来ている。

さらには習近平・国家主席も尊崇の対象としている。近年、その政治手法も次第に酷似してきており、自身が「現代の毛沢東」になろうとしていると言われている。

つまり毛沢東は、中国の「はじめにあるもの」であり、「向かう先」でもある。

そんな人物の実像が残念なものであれば、当然、中国という国の存在意義も危うくなってくるのだが……。

林彪の霊が語る

2月11日、大川隆法・幸福の科学総裁が愛知県・名古屋正心館で「『毛沢東の霊言』講義」を行った。そこでは、毛沢東思想の危険性について警鐘を鳴らした。

その後、大川総裁のもとにある霊が訪れた。その正体を聞くと「林彪(りんぴょう)」と名乗る。同日の講義内容に"補足"をしたいとして、現れたようだった。

林彪とは、毛沢東の後継者に指名されたナンバーツーだ。毛沢東に献身的に仕え続けたが、最後にはその暗殺を企て、失敗。トライデント機で国外逃走を図ったが、モンゴルに"墜落する"という謎の死を遂げる。

その死後、「ブルジョア階級の野心家、陰謀家、反革命二面派、裏切り者」として共産党から永久追放された。そして文化大革命の末期には、「批林批孔」という運動が活発化。つまり、「林彪を批判し、孔子を批判する」ことで、毛沢東の地位を不動のものにする動きに利用されていった。

林彪事件の真実は!?

林彪の霊は、"墜落"の真実について、「 家族ごと殺されたのさ。撃ち落とされた 」「(自分のことを) 警戒しちゃってね。殺す気になったんだ 」と語る。巷に「林彪による毛沢東暗殺計画そのものがでっちあげ」という説があることについても、コメントした。

林彪は、側近として、そして政敵として、毛沢東の実像をよく知る人物だ。

霊は「 みんなね、あれを天皇陛下みたいにしようとしたんだよ。間違いのもとだよ。飾り立ててさ 」と、かなり厳しい評価を本心で持っていたことを明かす。

毛沢東は数多くの著作を残したことで有名だ。しかし霊は、そのほとんどを他人が書いていたと語る。また実際の政治も周恩来などにやらせ、自分は女性を連れて、本を読んでいるふりをしていたとか。

そんな人物の「虚像」ができあがっていく様子に、違和感を持っていたようだ。

「搾取したのはこの男」

しかし林彪といえば、毛沢東の権力を支え続けてきた人物だ。毛沢東に代わって人民解放軍を指揮し、大躍進・人民公社の失敗で失脚しかけたときも、「文化大革命」を先導し、その権力奪還を助けている。

また「毛主席の一言は他人の一万句よりも威力がある」「毛沢東思想はマルクス・レーニン主義の頂上だ」と語るなど、"よいしょ"し続けてきた。

こうした言動も、自分の身を守るためだった。林彪の霊は、優秀であることを見せすぎても身が危ないため、病気がちで内向的なように見せるなど、長い間、緊張感の中にあった苦労を吐露。次第に毛沢東の異常な人格や行いを支えることに良心の呵責を感じはじめていたことを告白した。

林彪の霊は「 人民から搾取したのはこの男です。こいつが搾取したのに、搾取に反対して、『プロレタリアートよ団結せよ』というマルクス・レーニン主義を語るのは、もう片腹痛い 」「 何が共産主義の理想だよ 」と断罪。毛沢東はただ「皇帝」になりたかっただけだと訴えた。

そうした人物を国家統一の象徴として掲げている中国そのものが、「張子の虎」「虚栄の帝国」だと断じた。

中国という国の原点は、一人の男の「権力欲」だった。それを正当化するために「共産主義」などの思想を周りにはべらせる。そして権力闘争に勝った人物を、周囲が保身のために祭り上げ、神格化する。そうしない者は、粛清される。そしてその嘘が暴かれないように情報統制がなされ、軍や警察などが人々に睨みをきかせる。

今、習近平もその誘惑に駆られているのである。

経済的な利害関係などから、中国の覇権拡大に口をつぐむ国もある。しかし世界は、悲劇が拡大する前に明確な価値判断を下し、包囲網を構築する必要がある。

ここに紹介したのは霊言のごく一部です。

詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727

火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00

・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス

http://map.happy-science.jp/ まで。

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