コロナ、気候変動、LGBT…… 全体主義者の手の内を知る ─ Part 1
2026.10.29
写真:新華社/アフロ
2026年12月号記事
コロナ、気候変動、LGBT……
全体主義者の手の内を知る
誰もが心の奥底には、何らかの「恐怖心」を持っている。全体主義者はその恐怖を巧みに利用し、大衆を支配しようとする。本特集はその実態に迫る。
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コロナ、気候変動、LGBT…… 全体主義者の手の内を知る ─ Part 1
「辛い物や梅干しを見るだけで、唾液が出る」「嫌いな人から名前を呼ばれると、体がこわばる」「お化け屋敷に入る前から、心臓がドキドキする」「チャイムが鳴ると、仕事や授業の準備を始める」
こうした特定の刺激を受けると無意識に反応する生理的な現象を「条件反射」と呼ぶ。
これは1900年代初頭の「パブロフの犬の実験」で見つかった。犬は餌を見ると、自然に唾液を出す。そこで餌を与える時に、メトロノームやベルの音を毎回鳴らすことを繰り返した。すると餌を与えなくても音を鳴らすだけで、犬は唾液を出すようになった。本来は唾液と音の直接的な関係はないものの、犬は「音=餌」と学習することで無意識に反応したわけである。
この研究は心理学などの発展の基礎になった一方で、独裁者にも悪用されてきた。
最も有名なのが、ソ連のスターリンだ。スターリンは、政府を批判する人々に対し、逮捕や拷問、粛清などの「恐怖」を味わわせることで、社会全体を統制した。国民は絶え間なく続く恐怖から、"自発的"に独裁政権に従うようになった。
恐怖が大衆を動かす恐ろしさ
仮に独裁者が目の前に存在しなくても、大衆がヒステリー状態になることもある。記憶に新しいのは、2024年の「令和のコメ騒動」だろう。
スーパーの棚からコメが消えていることがマスコミで過剰に拡散されると、「主食が消える恐怖」が伝染し、一気にコメ不足になった。統計上は、コメの供給が途絶えることはなかったものの、合理的な判断(理性)が失われ、社会が同じ方向に動く現象が起きた。
現代人は縄文人よりも情報を持ち、賢くなったと思うかもしれない。だが大衆は時に、それとは逆行する現象を見せ、政治家やメディアが煽る方向に無意識に一斉に動く恐ろしい側面がある。
本特集ではそれが現代日本でも何度も起き、為政者らに悪用されたケースを紹介する。
※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。
ケース1・石油枯渇で日本経済は詰む
ケース2・ウクライナはロシアに勝利する
ケース3・政府のコロナ対策に従わない人は、社会の敵
ケース4・CO2を減らさないと、人類は絶滅する
ケース5・反LGBTは差別主義者だ
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