中国で相次ぐ暴行事件と高まる権力不信【澁谷司──中国包囲網の現在地】
2026.08.24
アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師
澁谷 司
(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。
河南省駐馬店市(こうなんしょう・ちゅうばてんし)の「7・30事件」対策本部は8月8日、「夏付鋼(か・ふこう)が7月30日、些細なトラブルで隣人の侯某立(こう・ぼうりつ)と口論となり、その後ナイフで刺して死亡させ、逃走中に複数人を負傷させた」と発表した(*1)。
容疑者の夏付鋼は、51歳の漢族男性で、身長約175cm。本籍地は河南省西平県譚店郷蒋荘村。逃走時は、灰色の半袖Tシャツ、黒いスポーツパンツ、濃い色の靴を着用していた。
「華商報・大風新聞」によれば、夏付鋼は8月8日午後4時頃、西平県から10km以上離れたラ河市大劉鎮のある村のトウモロコシ畑にいたところを逮捕されたという。夏付鋼に関する情報提供者への報奨金として最高5万元(約117.5万円)が設定され、地元では連日、大規模な包囲網を敷き、多数の警察官が捜索活動を行っていた。
近くの村民は「犯人はトウモロコシ畑に逃げ込んだ。ドローンが彼を捉えたが、バッテリーが切れた。何人もの警官が畑を取り囲んだので、犯人は逃げ切れなかった」と証言する。
(*1)2026年8月8日付大紀元
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