北戴河会議における派閥間対立と「5中全会」の動向【澁谷司──中国包囲網の現在地】

2026.08.17

アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師

澁谷 司

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

海外の情報筋や時事評論家によれば、2026年の北戴河会議では3つの陣営が形成されており、中でも最も激しい対立は、「習派」と「反習派」の間ではなく、温家宝(おん・かほう)と曽慶紅(そう・けいこう)の間であるという(*1)。

温家宝は、もし中国共産党が生き残りをかけて政治や経済の再編を行うのであれば、いくつかの事柄を見過ごすことはできず、「李克強(り・こっきょう)の死にまつわる疑惑や、近年における軍上層部の一連の異常な変化(張又侠(ちょう・ゆうきょう)や劉振立(りゅう・しんりつ)らの失脚等)について、説明責任を果たすべきだ」と考えているという。

(*1)2026年7月23日付万維ビデオ

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