釈量子の宗教立国を目指して [第5回] ─ 仏国土建設の使命を告げる『仏陀再誕』 (前編)
2026.06.29
2026年8月号記事
釈量子の宗教立国を目指して
──大川隆法総裁の政治思想を学ぶ
幸福実現党 党首
釈 量子
(しゃく・りょうこ) 1969年、東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒。大手企業勤務を経て、幸福の科学に入局。本誌編集部、常務理事などを歴任。2013年7月から現職。
釈量子のブログはこちらでご覧になれます。
https://shaku-ryoko.net/
第5回
仏国土建設の使命を告げる『仏陀再誕』 (前編)
2026年は、大川隆法・幸福の科学総裁の御生誕70周年となります。この節目の年を迎え、幸福実現党は「私たちの政治運動も創立者の大川総裁あってこそ」と心からの感謝を捧げるとともに、救世の情熱の原点を見つめる機会としています。
御生誕70周年は言い換えれば、「仏陀が再誕されて70周年」ということでもあります。そこで今回ご紹介するのが、大川総裁の3300書に及ぶ経典の中でも最も重要なものの一つである、『仏陀再誕』です。大川総裁が「仏陀」の生まれ変わりであることを表明された奇跡の書であると同時に、釈尊が2600年の時を超えて、かつての弟子たちに「目覚めよ」という召命(コーリング)を与えた書でもあります。
「諸々の比丘、比丘尼たちよ。私の声を憶えているか。あなたがたは、かつて私の話を聞いたはずである」「我はここに再誕す。我が再誕を喜べ。我が再誕に気づけ」
この言葉の懐かしさに魂を震わせ、随喜の涙を流した弟子たちが集い来たったことで、幸福の科学は始まりました。国内の仏教諸宗派の僧侶、そして中には千日回峰を成就した大阿闍梨までもが「まごうことなき仏陀その方である」と確信し、仏弟子となりました。私自身も、大学生の時に本書を紐解き、数行読み進めた段階で「この声を知っている」という感動であふれる涙を止めることができず、畳に額を擦りつけて「ただいま参ります」と決意した一人です。
ネパールを動かす再誕の仏陀の言葉
再誕の仏陀の声は、世界の「仏弟子たち」の心をも揺さぶっています。
今から15年前、大川総裁は仏陀生誕の地であるネパールを巡錫し、「この国は、私の"故郷"であり、"母国"でもある」「私は再誕しました」(*1)と語りかけました。その声に導かれ、ネパール仏教協会の会長や、首都カトマンズ最大の寺院の大僧正も、熱心に大川総裁の教えを学んできました。
その教えは心のあり方を超え、政治にも及びました。
「現在、ネパールは、二つの大国に挟まれているため、非常に危険な状態にあります。一つは中国であり、もう一つはインドです。(中略)平和を好むだけで、何も積極的な行動を取らなかったならば、みなさんは、チベットのような運命を辿っていくでしょう」(*1)
ネパールは世界有数の仏教国であると同時に、中国共産党がチベットを統治して以来、数万人規模のチベット人が逃れてきた地でもあります。唯物論国家の脅威を肌で感じる人々にとって、「政治」を説く仏陀の教えには、計り知れない重みと衝撃がありました。
その後、ネパールの仏弟子が大規模な民主化デモを主導し、数多くの国会議員にも教えを伝えるなどしました。
昨年は、親中派で政治腐敗の渦中にいたオリ首相が、若者たちを中心とした反政府活動で退陣しました。私は今年の3月に現地を視察しましたが、ネパールの信者は「近い将来、私はこの国を変えます」と約束された総裁の言葉通りの奇跡が起きたと、感謝を語っていました(*1)。
(*1)法話「Life and Death(生と死)」と「Questions&Answers」
幸福の科学のネパール支部精舎。境内の銘板には、大川総裁が説法で語った「I have now returned.」という言葉が刻まれている。
末法の世界で仏国土建設にその身を投げ出す
現在、地球上で最大の危機は間違いなく、中国共産党の拡張主義です。イランをはじめとした中東諸国、アフリカ、南米などに、「一帯一路」などを足掛かりに覇権を広げようとしてきました。地球人口の半数である40億人がその影響下に置かれれば、「善悪の価値観がこの地球においては逆転する」ことが警告されています(*2)。共産党政権の野望を政治的に挫き、根源にある全体主義・唯物論主義を粉砕できるかどうか──これこそ、世界に課せられた使命でもあるのです。
「仏が、そして、仏の弟子たちが生まれてくる時代は、いつも暗雲たなびく時代であるのだ。人びとの心は、荒廃し、時代がその底につかんとする時であるのだ」「我はかつて、あなたがたに約束したはずだ。(中略)末法の世に、再誕し、あなたがたと共に、仏国土建設のために、その身を投げ出すということを」
幸福実現党の立党も、仏陀がその約束を果たされるための、慈悲の結晶といえるでしょう。そうした意味で『仏陀再誕』は、わが党にとっても「仏陀との約束を果たさん」という、永遠の誓いの書でもあるのです。
(*2)『地獄の法』
※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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