台湾有事より恐ろしい「平和的統一」への備えを ─ ニッポンの新常識 軍事学入門 69
2026.02.27
2026年4月号記事
ニッポンの新常識
軍事学入門 69
台湾有事より恐ろしい「平和的統一」への備えを
世界の流れを正しく理解するための、「教養としての軍事学」を紹介する。
平成国際大学副学長
浅野 和生
(あさの・かずお)1959年、東京都生まれ。慶応義塾大学卒業、同大学院法学研究科博士課程修了。法学博士。現職の他に、日本李登輝友の会の副会長などを務める。『台湾の国防体制と東アジアの安全保障』(展転社)など著書・共著多数。
中国は「台湾統一」を国是とし、武力行使も辞さない構えです。しかし武力統一に失敗すれば、多大なリスクを被ります。そのため中国は香港のように、「一国二制度」(*)を台湾に受け入れさせ、"平和的に"吸収したいと考えています。
これは、中国が無傷で統一に成功するという点で、台湾有事よりも恐るべき事態であり、自由主義陣営は対抗策を立てる必要があります。
(*)中国の一部でありつつ、一定の自治は認めるという方針だが、事実上の直接統治に過ぎない。
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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