「暑すぎて働けない」のは先進国のCO2排出のせい? 「環境問題」「労働問題」の形をとった「共産主義」運動に要注意

2024.07.26

《ニュース》

国連のグレテス事務総長が「地球はより暑く、だれにとっても危険な場所になっている」と警告し、化石燃料からの脱却を求めました。7月21日に、地球の平均気温が観測開始以来、過去最高となったことを受けたものです。

《詳細》

25日の会見でグレテス氏は、世界の平均気温が13カ月連続で1940年の観測開始から史上最高を更新していることを挙げて、「沸騰に近づいている」と警告。2000~19年に、世界で毎年50万人近くが暑さによって死亡したという研究結果を挙げて、早急な対策が必要だとしました。

25日には国際労働機関(ILO)が、酷暑が労働に及ぼす影響についての新たな報告書を発表しました。最も頻繁に極度の暑さにさらされる労働者はアフリカで92.9%、アラブ諸国で83.6%、アジア太平洋地域で74.7%に上り、世界全体では就労人口の71%である約24億人が酷暑の中で働いている、としています。

グレテス氏はこの推計に触れ、酷暑の原因を「人間が引き起こし、化石燃料が加速させた気候変動だ」と強調。主要20カ国(G20)に対して再生エネルギーへの転換を求めているほか、異常気象の被害を受けやすい発展途上国への支援を求めています。

なお、グレテス氏は6月にも、5月末までの1年間の世界平均気温が観測開始以来で最高となったことについて、化石燃料による汚染が原因だとして、全ての国の化石燃料製品の広告を禁止するよう初めて明確に求め、「気候地獄へ向かう道から抜け出す出口が必要だ」と訴えています。

《どう見るか》

続きは2ページ目へ(有料記事)


タグ: 異常気象  再生エネルギー  左翼  酷暑  平均気温  脱炭素  温室効果ガス  化石燃料  地球温暖化  気候変動 

「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら