トランプは孤立主義者ではない 中国はトランプ復活を恐れる

2024.04.29

写真:AFP/アフロ、AP/アフロ

2024年6月号記事

トランプは孤立主義者ではない

中国はトランプ復活を恐れる

トランプ再登板で、世界はどう変わるのか。

「トランプ前米大統領が返り咲けば、他国の紛争に介入せず、同盟国を守らないという孤立主義に走り、世界は無秩序になる」

トランプ氏が米大統領選に当選する可能性が高まるのにつれ、そうした見方が反比例するように広がっている。

同氏が2月に「相応の軍事費を負担しないNATO(北大西洋条約機構)加盟国は守らない」と述べたことが拍車をかけた。

これはNATOを見捨てるという趣旨ではなかったが、批判の声が特にヨーロッパから津波のように押し寄せた。

トランプ氏が掲げる「アメリカ・ファースト」が"自己中心主義"というイメージも重なって、「内向きの孤立主義外交を取る」という見方はもっともらしく聞こえる。そして消去法で、「バイデン米大統領の方がマシだ」と主張する流れが起きている。

 
次ページからのポイント(有料記事)

"孤立主義"なのにトランプ氏は対中強硬の矛盾

トランプ氏は中国に核恫喝し台湾侵攻を防ぐ

ついに「停戦派」がウクライナの多数を占めた

ロシアと組まなければ中国の独裁政権を追い込めない

会社経営者ならトランプ氏が理解できる/元陸上自衛隊・小平学校副校長 矢野 義昭氏 INTERVIEW

 

続きは2ページ目へ(有料記事)


タグ: 中国  トランプ  国際情勢  孤立主義    矢野義昭  大統領選  同盟国  2024年6月号記事  対中強硬姿勢  ロシア 

「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら