キャメロン元英首相が外相に就任 一貫した「親中派」の政界復帰でイギリスは親中に傾く可能性

2023.11.15

英外相に就任したキャメロン氏(画像: MaciejGillert / Shutterstock.com)。

《ニュース》

イギリスのスナク首相が13日、内閣改造を行いました。デビッド・キャメロン元首相(保守党)が新たな外相に就任し、衝撃が広がっています。

《詳細》

スナク首相は、「ロンドン警視庁のパレスチナ支持派のデモへの対応は緩く、偏向している」と英紙に寄稿したブレーバーマン内相を13日に解任。後任の内相にクレバリー外相が起用され、それに伴い、キャメロン氏が新たな外相に就くことになりました。

キャメロン氏は2010年の総選挙で13年ぶりに労働党から政権を奪還して、首相に就任しました。16年、欧州連合(EU)加盟続投の是非を問う国民投票でEU離脱派が勝利したことを受け、残存派だったために首相を退任して下院議員も辞職。その後は、政界の第一線から退いていました。今回の政界復帰にあたり、キャメロン氏は上院(貴族院)議員となっています。

キャメロン氏は首相在任中、中国との経済関係を重視し、親中的な外交政策を推し進めました。習近平国家主席が訪英した際、キャメロン氏は「英中関係は非常に良好であり、黄金期とでも言うべき状態である」と語っていました。

《どう見るか》

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タグ: キャメロン元首相  リベラル  親中派  スナク首相  外相  偏向  イギリス  中国 

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